今回は凪が求職中に出会った友達・坂本さんのお話でした。
なのでゴンや慎二は出てこなかった~、残念!
23話あらすじざっくりとだけ。
前回の22話あらすじはこちら↓
23話は『凪のお暇』 4巻に掲載されています。
23話 あらすじ
凪と求職中に出会った友人・坂本龍子。現在無職だけど、今日も朝早く起きて充実した1日を送るべくいつも前向き!
凪と合同企業説明会にやってきた龍子。自分を頑張って売り込むも熱意が空回る。
会場で偶然企業ブースに参加していた大学時代の先輩に会い、先輩の勤めるベンチャー企業の社長と直接面接を受けられることになる。龍子は凪にも声をかけ一緒にいざ面接へ行くがあやしげな企業だった。しかし前向きがモットーの龍子は色々なことに目を瞑りこの企業への入社を無理に前向きに考えようとする。
しかし凪から、前向きは素敵だけどたまには後ろも向かないと自分がどこにいるかわからなくなると言われ……。
ネタバレあり感想
坂本さんみたいな人会社に絶対1人はいるわー……。
坂本さんは凪に自分の半生を語ります。坂本さんは神童と呼ばれ育ち、日本で一番頭がいい人が行く大学に入学する。が、就活が始まったあたりで面接で気の利いたアドリブやディスカッションでの粋な発言など全くダメな坂本さんは、自分はいわゆる「地頭」が良くないことに気付いてしまうのです。
坂本さんは自分が「地頭」が良くないことに気付いたけど、実際はプライドやらが邪魔して気付かないというか目を背け続ける人の方が多い気がする。
うまくいかない就活を経験してやっとの思いで就職した希望だったわけでもない会社でミスの度に「高学歴は使えない」と言われ……、のくだり。
これ会社で見かけたことある光景だな、、と。みんな嬉々としてなにかに復讐しているみたいにその言葉を吐くと坂本さんは回想してるんだけど、確かに!!って思いました。上司みんな仕事出来ない高学歴の人に繰り返し言ってたなー、これ。高学歴という武器へのねたみなのかなぁ?
こう言われて叱責されている人にありがちだったのが、物事を暗記するのは得意だけど応用力がなくてミスが多いっていうパターン。決められたことをマニュアル通り自分の意志など入れる余地なく機械的に作業するっていうような仕事内容の部署をネチネチ文句言ってないで探してやればいいのに、と思ってました。どんな人にでも適材適所ってのがあると思うので。
坂本さんは無理やり前向きに生きないとみじめで仕方なかったんだろうけど、凪と出会えたおかげで後ろ向きな話も受け止めてくれる友人ができたし、これを機に転職活動もうまくいくんじゃないでしょうか!凪もだけど、坂本さんも頑張って幸せになってほしいですね!
23話はエレガンスイブ2018年6月号に掲載されています。
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- 作者: 大谷博子,野崎ふみこ,風間宏子,かねもりあやみ,久住昌之,みなと鈴,コナリミサト,はるこ,水沢悦子,安田弘之,菊池真理子,白井裕子,木村晃子,石塚夢見,釣巻和
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/05/26
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