今回はとても懐かし~い漫画を。ちょっと前に続編が発売されたんですよ。
子供の頃に読んだ感想と、大人になって読み返した感想がかなり変わった漫画です。
あらすじ
『星の瞳のシルエット』 柊あおい 全10巻
香澄、沙紀、真理子は仲良しの3人組。
真理子が恋をしたと言うので皆で相手を見に行く。その相手は弓道部の久住智史。同じ弓道部の司と沙紀はマンションのお隣同士の幼馴染。久住、司と香澄、沙紀、真理子達の5人は一緒に過ごす時間が増えていく。
香澄は徐々に久住に惹かれていき、久住も香澄に惹かれていく。しかも香澄と久住は幼い頃出会っていてお互いに忘れられない思い出の相手だった。
しかし久住は親友である真理子の好きな相手なので香澄は自分の気持ちを抑える。
中学卒業の日、真理子は香澄に久住が好きなのではと問い詰め、香澄はただの友達だと嘘をつく。それを久住が偶然聞いているのに気付いた香澄はショックを受け、泣いてその場から走り去る。沙紀にも自分の久住への気持ちがとっくに気付かれていた事を知り、懸命に隠していた自分が馬鹿らしくなり何もかも嫌になってしまう。
香澄と久住と司は同じ高校に進学する。沙紀と真理子はそれぞれ別の高校だった。
香澄は久住を避け続けていたが、高校で友人になった啓子(通称おケイ)が久住に一目惚れした事で天文部に入部することになり、久住と同じ部活になってしまう。久住とおケイと香澄の関係が中学時代の二の舞だと心配した白石も天文部へ入りおケイの邪魔をする。
久住に香澄は告白されるも、真理子のことを考え断る。
香澄はおケイに久住への気持ちを打ち明ける。 おケイはやっと言ってくれたと笑うのだった。
香澄は真理子と仲直りをする為に、久住に振られたと嘘をつき真理子に告白をするよう後押しをする。真理子に告白された久住はOKする。そして報告にきた真理子に笑顔でおめでとうと香澄は言って2人はようやく仲直りできる。
久住と真理子が付き合いだしたことを知った司は香澄の気持ちを思い久住に対して怒りをぶつける。そして香澄に告白をするが……。
ネタバレあり感想
と、こじれにこじれた人間関係。こんなん中学から繰り広げてたらしんどいわー。笑
子供の頃読んだ時は、香澄ちゃん頑張れー!真理子邪魔!ってほとんどの子は思ったんじゃないかな?でも大人になってから読み返すと、香澄って実はかなり酷くないか!?て事に気付いてしまう!
久住くんに告白されても真理子に譲るつもりで断り、真理子には久住くんに告白して振られたから真理子ならきっとOKだから告白してごらんと言うとか!あなたよくそんな不誠実な事思いついたね!って思っちゃう。
一見やさしい風だけど、真実知ったら完全に上から目線で馬鹿にされてるとしか思えないっつーの!案の定すべて真理子にバレて香澄は嘘ついてやっと仲直りできた関係がまた壊れるのですけどね。どう考えても自業自得。
香澄は自分を強い子良い子元気な子!って言っているのですが、悪気なく誠意ない子だよ~。汗
逆に真理子はいつも真っ直ぐで嘘がなく、結構いい子じゃん、と気付きました。確かにちょっと虫が良すぎたりとか、嫉妬深すぎてウザいとこあるけど、大人になった今読むと嫉妬とかは共感出来たり。
読み返すとヒロイン香澄の嫌なとこばかりが目についてしまったなぁと感じる、当時のキャッチフレーズが乙女のバイブルだったらしいこの漫画。
けど、相変わらず司はやることがスマートでかっこいいー!久住くんはーー当時から無個性というか何も感じないキャラだったけど、変わらず特に魅力を感じなかったな~。笑
でも香澄を久住くんが抱きしめるシーンとかやっぱニヤニヤしちゃうから絶対的なヒーローなんでしょうね〜。
1巻から絵がかなり上手くなり読みやすくなります。続編の絵は……なんかみんな太って背縮んだ?笑
けど、当時のファンは懐かしく楽しく読めると思います~。