きっとこの話は80年代に既に大人だった人達にとってはディスコやオフコースが出てきたり、とても懐かしく読める漫画なのではないでしょうか。携帯が普及してたらこのすれ違いはないのに!なんて感じるので昔の恋愛はじれったい!でもそれがいいんでしょうねー。
あらすじ
『東京エイティーズ』 作・安童夕馬 画・大石知征 全11巻
真壁純平は社内に美奈という愛人がいるアラフォー会社員。久しぶりに大学時代に想いを寄せていた森下愛から、当時の仲間の1人が亡くなったと連絡があった。
大学時代のことを思い出す純平。
純平は1浪して早稲田を受験。試験会場で隣の席の田舎丸出しの女がカンニングをしているのを目撃。口止めとしてホテルに連れて行かれお互いで初めてを済ます。
入学してみるといい女にイメチェンしたカンニング女こと、森下愛と再会する。
元暴走族のヘッドだった前田、少しさえない元いじめられっ子の力也、純平にアピールをしてくる聖子、それに愛と純平を加えた5人は一緒に笑い合い大学時代を過ごした仲間だった。
愛と純平はお互い惹かれ合うが出会い方が最悪な2人だった為、仕切り直し最初から関係をやり直そうとしていた。段々と距離が近付いてきた時、純平の高校時代の彼女の雪が現れ拗れてしまい、友達のまま側にいることを2人は決める。
結局付き合うまでいかずに卒業した為、愛への思いが置き去りになったままで20年経った今も心残りがある純平。
愛とやり直したい一心で、自殺未遂をした妻や愛人の美奈を振り切り40歳の愛に会いに行く。
ネタバレあり感想
サークルや学祭、就職活動などリアリティある大学時代の出来事の回想と、現在のおっさんになった純平が切り替わりながら話は展開して行きます。
私は主人公の恋愛より、聖子と力也カップルと前田と婚約者カップルの恋の行方の方が気になったなぁ。聖子たちの結末は読んでいて辛かった……。
大学生の純平から20年の間に一体何があったの?ってくらいおっさんの純平は心は擦れまくり、愛人を何の罪悪感もなしに作り、妻が睡眠薬を飲まないと眠れないくらいまで追い詰められてても気付かない。うーん、クズい!笑
ラストで純平は誰か女性と一緒にいるのですが一体誰といたのだろう?読者それぞれの想像にお任せします、って事なんですかね。それとも正解が作者の中ではあるのかな?
私は大学時代の思い出の島を一緒にめぐらず待ってる事と、髪の長さから美奈??と何となく思ったのですが、違うのかなぁ。
昔懐かしい青春時代の空気を感じたい方オススメです!