『鈍色の箱の中で』 3巻感想。バイオリンお姉さんガンガン登場してきて美羽は精神ボッコボコ!
ざっくりとだけあらすじと感想です。
1~2巻の感想はこちら↓
あらすじ
『鈍色の箱の中で』 篠原知宏 3巻
基秋が想い続けているバイオリンのお姉さんが離婚してマンションに戻ってきたことを知った利津は、基秋に集会室へ日曜日に行くように言う。
基秋は前を向く為、美羽からの気持ちに応えようと努力し、あえて集会室にお姉さんがいる時間に美羽とのデートの予定を入れる。しかしデート中も時間が気になる基秋。利津の手回しもあり、結局デート後に基秋はお姉さんに会ってしまう。
美羽のためにもお姉さんへの気持ちに区切りを付けるため、基秋はお姉さんを集会室に呼び出し話をしようとする。それを知る利津は美羽にその現場を見せようと誘い出す。
ネタバレあり感想
デート中の美羽と基秋見ると、結局合ってない2人なんですよね、人としてのジャンルがあまりに違うというか。バイオリンお姉さんが登場しなくても遅かれ早かれ破局してたんじゃないでしょうかね。
あおいがバイオリンお姉さんにくってかかるのって部外者なのにすごい勇気だね。若さと友情がそうさせたんだろうけど。笑 あおいはその場その場の感情のみで動いてゆくタイプのようだから周りは疲れるね~。
バイオリンお姉さんは基秋とのことは恋じゃないって言ってて安心したよ!まともなお姉さんでよかった。幼少の基秋との2人の思い出を恋愛のカテゴリーに入れて温めてたらさすがにキモイし。
バイオリンお姉さん、お腹を痛めて産んだ子供を奪われるのはきっつい。けど、話し合いの最中、全く抵抗せず死んだ目してるとことか、、バイオリンお姉さんって基秋と結構似てるような気がする。色々諦めた顔というか。
案外この2人は似たもの同士でお似合いなのかも。基秋が成長してお姉さんが淫行で捕まらない年になったら一緒になればいいんじゃ?一緒にいても全く浮上せず2人で堕ちてく恐れはあるけども。汗
基秋がお姉さんへの想いが爆発して思わず抱きしめる場面を見てしまい美羽は分譲マンションという箱を飛び出しましたねー。基秋はお姉さんに対してだけは情熱的な表情できるのね。
そう!世界は広いんだからじゃんじゃん見聞広めよーよ。ブルゾンちえみじゃないけど、世の中の半分は男なんだからさ!
あっさりと美羽に振られた利津はとんでもないことになっちゃってるけども、家庭環境やら同情する余地ありなので救われて欲しいなぁ。
片想いの呪縛から解放されて一皮剥けていい女になった美羽が今後見れるので続きが楽しみです♪