現在連載中の漫画はたっくさんありますが私の中で毎号かなり楽しみにしてる漫画の内の上位1つ。
この石田拓実先生の作品は個人的にはヒット率が高いです。短編も面白いのが多い!
あらすじ
『カカフカカ』 石田拓実 1~5巻
亜希は同棲していた彼氏に振られ住むところを失いシェアハウスを紹介してもらう。そこには中学時代に一瞬付き合ってお互い初めてを経験した相手、本行が住んでいた。
本行がEDに悩んでいてなぜか亜希にだけ反応する為、協力する事になる。まず元気な朝を取り戻すために添い寝をすることになった亜希。
家主は長谷という小説家の本行の元編集だった。もうひとりのルームシェアのメンバーは長谷の紹介で亜希がバイトすることになったデザイン会社に勤める本行の大ファンのあかりだった。
家事も出来、常識もあり、出しゃばらず全てが丁度いいということから親から結婚を急かされる長谷は亜希に形式的なだけの結婚を求めプロポーズ。長谷は人を好きになったことがないという。それは本行も同じだった。本行からそれを聞き、触れ合ううちに本行を好きになってしまっていた亜希はショックを受ける。が、逆に何も期待しなくなり少しすっきりする。
添い寝からの流れで本行と微妙に一線を超える。
あかりも本行にプロポーズし、長谷は亜希に本気になってゆく。
ネタバレあり感想
就活も失敗し彼氏にも裏切られ誰からもいらないと言われているような気持ちでみじめになっている亜希。そんな時本行が自分だけに反応って必要とされているようで嬉しくなる気持ちわかるなぁ。
長谷さんからも本気で必要とされていることに気付いて嬉しくなってますね。
作者の石田拓実先生って脱力系のヒーローをいい感じに描くの上手いなーと思います。本行が好きな人は多分『ジグ☆ザグ丼』のヒーロー・温井も好きなんじゃないかな。
温井も本行も一歩間違うとイラっとさせられる男になりそうなんだけど、肉食な部分もあったりどこか魅力的なんだよなー。
長谷さんの生い立ち……。自分と結構かぶってて長谷さんにシンパシー感じまくり!!作者さんも身近にこういう人いたのかな?すごいリアル!
だから長谷さんが亜希に惹かれていく過程はすごく理解できた。
子供自体よりも世間体が一番大事な親で、いいことは全部親のおかげ、悪いことは全部子供のせい。何かにつけて幼い頃から感謝しなさいを言われ続け、教育に一体どれだけお金をかけたかウンタラカンタラ〜と責められる日々。もうこれは長谷さんを応援せざるをえない!!笑
長谷さん!親は絶対変わらん!縁切るつもりで全力で距離とるしかないっっ。
みんなきっと本行・亜希endを望んでるだろうから、私くらいは長谷・亜希endを望もう……。
よくありがちな展開だと、最初に出てきた別れた元彼がまた登場してヨリ戻そうってのがお約束な感じしますけど、さすがにこの漫画はそんな引き延ばし方はないよね!?
『カカフカカ』はKissで連載中!
- 作者: 石田拓実
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/10
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
ジグ☆ザグ丼 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 石田拓実
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る