懐かしい漫画を紹介!これはとても切ない話で、、、読んでいると胸がぎゅっと苦しくなります。
全3巻と短いので隙間時間で泣きたい方や、やるせない気持ちになりたい方にオススメかな。笑
あらすじ
『瞳いっぱいの涙』 真柴ひろみ 全3巻
美帆は高校3年生。美帆には元モデルの美人の姉・千帆がおり、千帆は担任の諏訪先生と婚約していた。先生の乗った車が千帆を轢いてしまい、歩けなくなりモデル生命を絶たれた千帆に先生がプロポーズしたのだった。
美帆はその頃からパーマをかけ、今までとは違う友人達とつるむようになる。そのグループの仲間の覚堂(よしたか)は、明るいのにいつもどこか寂しげで笑っているのに泣いているような美帆のことが気になっていく。
覚堂は美帆が自分たちとつるむ前までいつも一緒にいた桐子に、美帆に一体何があったか事情を聞きだそうとする。桐子は覚堂についに事情を話し出す。
本当は最初に愛し合っていたのは先生と美帆だったと。2人は美帆が卒業したら結婚するつもりで美帆の家に挨拶にいく途中、事故を起こしていたのだった。
奇跡的に少し歩けるようになり喜ぶ千帆と先生。うまくいっている2人を見て、先生はもう本当に千帆を愛しているのだと美帆は涙を流すのだった。
覚堂と美帆が仲良くなっていくのに嫉妬した覚堂を以前から好きだった友人達が美帆と先生の過去を偶然知ってしまう。
友人達に千帆へ過去を密告され、全て知られてしまう。美帆は千帆にめざわりだと言われ……。
ネタバレあり感想
美帆の立場が辛すぎ。高校生にこの恋は重すぎる。
美帆は卒業後家から離れようとしますが、私が美帆の立場でもさっさと家を出てこの現実から逃げますね。。
美帆がふざけて千帆に先生との過去をバラしちゃおっかなー、というと先生激しくキレます。彼女を傷付けたら許さない!!と。
この場面1巻で出てくるんですけど、それが私個人的にはず〜っと引っかかって。その後どんなに先生が心の中では美帆を想ってるよ〜的な場面が出てきてもスッと心に入ってこず。イヤイヤ、あんた美帆の切ない心情知っときながらめっちゃ怒鳴ってたよね!?としか思えなかったなぁ。笑
先生が冷たいのも美帆を想ってのことだとか色々フォローは出てきても全然モヤモヤがはれない……。
先生はヒーローとしての鉄板をいちいち外してくるし!美帆が暴漢に襲われそうになっても助けに現れない。助けるのは巡回中の警察官っていう超現実的な展開。そこは普通ヒーローだろが!せめて覚堂が助けたれやー!笑
最後の最後の決断も先生は受身。もうブン殴りたい、この先生。笑
この漫画、ピアスとか猫とかマフラーとか好きな色とか数々の小道具がとても効果的に使われていて。そういうのもさりげなくて素敵だったりします。
先生には不満だらけですが、、美帆の健気さに胸が痛くなる漫画です。姉を恨まず笑顔で祝福できる美帆はとってもいい子。これこそ純愛だな!